ダイナースプレミアムからANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムへの乗り換えを検討した件
ダイナースプレミアムカードについて
ダイナースプレミアムという、年会費が少々高いカードがあります。
プラチナカードの位置付にあります。
ダイナースカードを利用していると、インビテーションが届いて申込み、という流れが一般的。
とはいえ、一般ダイナースカードを毎月コンスタントに数十万程度利用して、延滞がなければ、インビテーションは来るのではないかなと思います。
年会費は13万円(税抜)。ただし家族会員は何人でも無料。
うちは夫が本会員で私は家族会員として利用していました。
年会費はやたら高いのですが、100円で2ポイントたまる(一部対象外あり)という、圧倒的に他より高いポイント換算率がなんといっても魅力的。(一般カードは100円で1ポイント)
溜まったポイントは、賞品などに替えることもできますが、マイルへの移行(プレミアムは手数料無料)、楽天ポイントやTポイントへの移行(Tポイントは2018年12月から?)、またキャッシュバックも可能(2018年10月以降)。
キャッシュバック率や移行率は、一般カードよりプレミアムのほうが高くなっています。
プレミアム:10000ポイント → 5000円
一般:10000ポイント → 3000円
といっても、キャッシュバックやポイント移行はそんなにお得ではないです。
たとえば以下のようになります。
(計算例)
カード年間利用額:1000万円
概算ポイント:200000ポイント
ポイントを全額キャッシュバックすると → 100000円
ポイントをすべて楽天ポイントに移行すると → 80000ポイント
ポイントをすべてマイル換算すると → 200000マイル
全額キャッシュバックすることを考えた場合、年間利用額が1000万で、一般カードの年会費(本人22000円+家族会員5000円)とのプレミアムカードの年会費(13万円)の差額にちょうどぴったりくらい。
つまり、それ以下の利用額であれば、別にプレミアムカードである必要はあまりない。
※もちろん、ポイント換算率以外にも、プレミアムのメリットはいくつかあります。専用デスクがあるとか、専用ラウンジがあるとか、プライオリティ・パスが無料付帯とか。ただ、これらをそれほど利用するかどうかは、人によってかなり差があるかと。
キャッシュバックやポイント移行であれば、あまりお得ではないのですが、マイル移行という点においては、1000万利用で20万マイル、500万利用で10万マイル。
10万マイルというと、 夫婦二人ハワイエコノミー往復でお釣りが来ます。(ANAの場合)
我が家はこのマイルを目当てに、プレミアムカードを使っていました。
1年で、ハワイビジネスクラス往復(二人)に必要な13万マイルが溜まったので、それ考えると年会費も高くはないかなと。
た・だ・し・・・・・
このマイル移行には1点大きなデメリットがありました。
ダイナースグローバルマイレージには、年間のマイル移行制限があるのです。
たいていの航空会社が10万マイルを上限としていますが、ANAだけは8万マイルが上限(※1)。集計期間をまたげば、11月に8万移行、1月にまた8万移行、というようにも出来ますが、それにしてもダイナースポイントが有効活用できずに余る。
他の航空会社にすれば、もちろん良いわけですが、我が家は夫がANAスーパーフライヤーズの権利を持っているので、できればANAを利用したいという思いもあり。
そんなところに、ANAスーパーフライヤーズにもダイナースカードがあるよね、という話になり、乗り換えを検討することになりました。
※1 : と、この話を検討しているところに、なんとダイナースのサービス改訂の通知が。2018年12月から、ANAへのマイル移行上限が8万マイル→4万マイルに削減されるとのこと。まったくもって、ANAマイル移行を狙う人にはおすすめできないカードになってきました。
ANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカードについて
名前が長いですが、ANAスーパーフライヤーズカード+ダイナースプレミアムという両方の機能を持つカードです。
ANAスーパーフライヤーズカードは、ANAを年間一定以上利用した際に得られるステータスのうち、プラチナ以上のステータスを得た際に申し込みが出来るカード。
まあ、会社の出張が多い人などは、かなりの割合で持ってるカードですね。いろんなカード会社との提携がありますが、持ってることで、ANAのラウンジが使えたり、優先搭乗やボーナスマイルがもられたり、マイル積算率がアップしたりということがあります。
で、これの家族カードというのがあり、申し込むと家族もほぼ同様にサービスを受けられるので、旅行の時などにはまあまあ便利だったりします。
私は会社の出張とかそれほど多くなく、ステータスは無しだったので、いつもは夫の同伴者扱いだったのですが、家族カード発行すれば自分の出張のときにも使えていいわね、ということでANAスーパーフライヤーズカードを検討することに。
まあ、いろいろあって、単にスーパーフライヤーズカードとしてだけでよければ、本会員+家族会員1人で、16000円程度の年会費。
ただ、ANAスーパーフライヤーズカードのラインナップの中で、気になるカードが2つ。
気になるポイントは以下。
- マイル移行手数料無料
- マイル移行上限なし
- マイル換算率は1000円→15マイル
いや、ほんとは、マイル換算率は、ダイナースプレミアムは、1000円→20マイルで圧倒的だったんですが、2018年12月16日移行は、これが小さくなるんですよ。。。
とはいえ、それでも他のカードよりも良いことは良い。
VISAとダイナースで言えば、VISAのほうが世界中で使えて便利だけど、 VISAプラチナの特典とダイナースプレミアムの特典を比較すると、
- プライオリティ・パスの有無
- エグゼクティブダイニングの有無
などでダイナースプレミアムに軍配が。
もちろん、それなりに年会費にも差があり、ANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカードの年会費は、155000円(税抜)とダイナースプレミアムよりも2万5千円も高い。
でも、やはりマイル換算を目的とするのであれば、マイル移行上限なし、かつ100円で1.5マイルの換算率は魅力的。
2マイルからのサービス改悪については、「年会費下げろや」と言いたいところだが、それでもまあ他よりまだ良いので、とりあえず良しとする。
乗り換え申込みの方法
もともと、ダイナースプレミアムユーザなので、おそらくすんなりと行くのでは?と予想し、ANAスーパーフライヤーズカードの申込みページから申込書を取り寄せて、郵送したところ、予想通り即発行となった。
もちろん、家族カードも発行してもらいました。
既存のダイナースプレミアムについては、解約となると年会費はもちろん戻ってこないし、溜まったポイントも無効になるので、まずは一旦一般ダイナースに切り替えることに。そうすると、年会費の差額分が戻ってきます。
とはいえ、ポイント移行はプレミアムのほうがレートがよいので、先に移行するなどしてから切り替えたほうがよいです。
ANAのマイレージなどは、申込み時にマイレージ会員番号を記入することで、すべて引き継がれます。(マイレージ会員番号自体は、変わりますが)
とりあえず、しばらくこのANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカードを使ってみたいと思います。