りすりすプロトコル2

知らない誰かが読んでくれたらちょっと嬉しい雑記。IT系の内容が多め。

RSUの確定申告

昨年、フリーランスSEをやめて、正社員となったので、

フリーランス生活で唯一、"面倒だ"と思っていた確定申告が不要な身となったと思っていたのだが、

結局のところ、ふるさと納税だのなんだので、今年も確定申告やることに。

 

3月15日ギリギリに焦らないように、と意を決して確定申告書作成コーナーにアクセスした。

まあ、今回は源泉徴収票があるので、経費入力したり、減価償却計算したりするのに比べたら、まったく大した手間ではないんだけど、よくわからなかったのが、RSUの扱い。

 

RSU (Restricted Stock Unit)

 

一言で言うと、会社からボーナスの一部として株を支給されるわけなんだけど、これは年末調整対象になっていないので、2016年に貰った分については、源泉徴収票の給与額に上乗せして申告が必要になる。つまり、給与所得の一部になる。

 

ちなみに、RSUは、権利をもらったあと、実際には4年に分けて支給されるので、申告が必要なのは今年実際に自分が貰った分のみ。

もし、貰った後に売却して利益が出た場合は、それは別途、譲渡所得としての申告が必要らしいが、私は売却せずそのままにしていたので、給与所得としての申告のみでOK

 

とはいえ、株式の金額はどうやって計算するのか?

いろいろ調べたところ、貰った時点の時価と為替レートでの計算をすればよいらしい。

為替レートは、銀行サイトとかOANDAなどで、貰った日付のレートを見ればよいだけ。

 

で、国税庁の確定申告書作成コーナーへ。見慣れたサイトである。

所得税の申告書を選んで、給与所得専用を選べば良い。

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で、重要なのは以下。

年末調整は済んでいたとしても、「年末調整を行っていない」にすること。

そうしないと、後で最初からやり直す羽目に陥ります。

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あとは、先ほど計算した、貰った株の貰った日時点の円換算額を、給与所得に上乗せして、申告書を書きます。

下図の"支払金額"のところに、源泉徴収票の金額をそのまま書くのではなく、株の分を足した金額を入力する。

後は、源泉徴収票のそのままでよい。

 

 → ただし、RSUってたいていは源泉徴収票の会社(日本法人)からではなく、本社からの給与だったりすることが多いはず。その場合は、合算ではなく、2箇所以上からの給与ありというほうにして、それぞれで入力すること。

 

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ということで、確定申告はおしまい。

私はe-Taxは利用しないので、プリントアウトして税務署に送るのみ。

 

ちなみに、ふるさと納税は、「寄附金控除」のところに入力します。

複数件ある場合も、金額のみ全部を合計した額を入れて、1件分で入力可能なようです。

日付と寄付先は、いずれか1件の分を入れて、金額のみ合計した額を入れます。

(別途、一覧表を作って添付したほうがよいかもしれませんが、まあ必須ではないかと)